Sony VAIO Type P [デジタルガジェット]

国際家電見本ショー(CES)で発表されたVAIO Type P。

各ライター氏も絶賛であるが、どこか冷めた点も見受けられる。「触った!」という感情的な記事は少なく、紹介と評価がきちっと整理されすぎている感がある。本田雅一氏が明かしているが、守秘義務付きで事前に試用しているとのこと。個人的にはライター諸氏が感情むき出しで書かれる記事の方が好きである。私もそのままSony Styleでポチッとクリックしてしまうことだろう。(笑)

私も台湾勢のnetbook攻勢に対して、Sonyはどのように対応するかいう点で気になっていた製品である。結果的にはSonyのいうウルトラモバイル路線の別バージョンという形でスタイルをまとめてきた。Sonyの差別化としてはスモール化、軽量化とユニークなデザイン意匠は当然の対応だろう。訴求力は充分あると思う。
デザイン意匠の優先順位は、主婦もブログで日記を書く時代なのでキーボード重視なのだろう。

ライター諸氏のレビューを読んで自分なりに違和感を感じるところがあり、これらを整理したい。
・少し高めの価格
 netbookと比較すればそうなのではあるが、Sonyとしては激安である。採用部品の価格の違いもあるだろうが、従来のUシリーズの高価格とは明らかに違うものである。しかし、Pも高密度化にかなりのコストがかかっていると思われ、採算がとれるのかSonyオタとしては心配なところだ。ちなみにSony Styleで私の主観で実用ラインを見積もったところ、約13万円であった。十分安いと思う。
・新しいスタイル
Type PのスタイルはC1やもっと昔のモバギ、オアシスポケットと同じスタイルである。(厚みについては時代による技術力の違いがあるため、ここでは問わないことにする。)
各の寸法を比較してみる。
 Type P : 245×120×19.8mm 標準バッテリ搭載重量 634g。SSDモデル 588g
 C1(PCG-C1VJ)  : 249×152×28mm. 重量 (バッテリーパックS装着時), 約998g,
 モバギ(MC-MK22) :245×122×21.5mm.550g
もう、モバギをリファレンスにしたとしか思えないサイズである。もちろん、HappyHacking のサイズからすると快適なタッチタイプの最小サイズはこのサイズしかないとも言える。当時のモバギ、オアシスポケットは論文、レポート、小説、パソコン通信の記事、議事録、授業のノートの執筆に利用され、立ち上がりの早さから当時のモバイラーから支持を得られたものである。立ち上がりの早さはハイバネイトの安定化でやっと、DOS時代に追いついた。(笑) 使用用途というスタイルからみると新しいものではないと言えるだろう。
ちなみにキングジムのポメラもスタイルの重なる部分はあるだろう。

#当然、これらのことはライター諸氏は承知の上で、現在の選択の範囲からわかりやすい記事を書かれていると思われるが、自分の整理のためにもまとめてみた。

こうして整理してみると手持ちのビューアーとして秀逸なLOOXとは別にテキスト入力マシンとしての魅力を非常に感じる。しかし、LOOXの感覚的償却も終わっていないので、おいそれとは手が出ない。葛藤はつきない。

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