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羽田発の国際線は便利か [飛行機]

念願の羽田発の国際線チャーター便を利用した。
東京西部の住人である成田との距離の差が一番のメリットであるが、
利用してみて、解かったことをレポートしてみたい。

・駐車場が安い
羽田のP5が国際線専用の駐車場であるが、パスポートと航空券を国際線ターミナルの案内所で見せると1日あたり千円となる利用券がもらえる。ただし、P5は100台程度の収容力なので、常に満車状態である。P5以外にもP4,P1が代わりに利用できる。ただし、連絡は少々不便である。

・他のターミナルとの連絡
無料のシャトルバスが5分間隔で運行している。電車でアクセスする場合はこれを利用した方がよいだろう。

・ターミナルが小さい
地方でもあまり見かけないほどのターミナルの小ささである。一応JGCカウンターもあるが、セキュリティチェックはJGC専用ゲートは無し。免税店はJDFがあり。カウンター前には両替所もあり。

・ラウンジは国内線サクララウンジよりは良い
ラウンジはセキュリティエリア内に共同ラウンジあり。JALとANAの搭乗時刻が近いため、非常に混雑する。
アルコールは係員がサービスしてくれるが、複数人が配置されているので特に問題にならない。
しかし、成田のサクララウンジと比べることは酷か。
一般向けの待合スペースも席数はかなりあり、座れないということは無いと思われる。

・ゲート
優先搭乗あり。ボーディングブリッジ付の普通のゲート。沖止め(バスで移動)は無いもよう。

機材
・MAGICⅡが装備されている国際線機材。

料金
・チケットは成田便よりも若干高い

総括として、狭いながらも一通りのサービスは整っている。唯一の難点は狭いゆえの混雑であるが、セキュリティチェックも手際が良く、比較的流れが良い印象を持った。
もっとも国際線といっても近距離線がほとんどであるため、ゆっくりくつろぎたいという気持ちにもならないだろう。上海、ソウルがより身近になるという意味では便利なターミナルといえよう。
2010年10月には新国際線ターミナルが完成するが、こちらも楽しみである。



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空の上の修行 [飛行機]

羽田から沖縄に行くと那覇空港の到着口で次のような乗り継ぎ案内を見ることがある。
 
 石垣島:○○ゲート
 久米島:○○ゲート
 羽田:○○ゲート

多くの人が羽田から来たのになぜ羽田に乗り継ぐのか?と不思議に思うだろう。これは「修行僧」と呼ばれる人々がこのようなルートで乗っているのだ。

飛行機に搭乗するとマイレージとは別にポイントが付与される。JALではFOP(FryOnPoint)と呼び、ANAではプレミアムポイントと呼ぶ。これはマイレージとは異なり飛行機を搭乗しないと得られないものである。このポイントを一定額貯めると航空会社の上客としてのステータスが得られる。このステータスを得ると優先予約、高級ラウンジの利用、座席のアップグレードなど飛行機と空港利用に関する様々な優待を得られる。本来は出張の多いビジネスマン、海外旅行の多い富裕層向けのサービスであり、国内線であれば、年間で50搭乗程度、国際線であれば、ビジネスクラスでNY3往復もすればそこそこのステータスが得られるものだ。修行僧とは仕事、生活上、頻繁には飛行機に搭乗しないが、不足する分をひたすら飛行機を乗ることによって、先のステータスを得ようとする人々である。
#詳しくはJALであれば http://www.jal.co.jp/jmb/index04.html を、ANAであれば、 http://www.ana.co.jp/amc/reference/elite/index.htmlを参照していただきたい。

実は私も昨年は長距離海外旅行や海外出張が数多くあったため、後少し「修行」をすれば、ステータスを得られることがわかった。それで沖縄日帰り、福岡日帰りなどバカバカしい修行を行ったわけであるが、そこで得た教訓を列挙してみたい。

<折り返し便>
国内線では羽田-那覇などの長距離便では現地で1時間ほど滞在した後に折り返す場合が多い。この場合、飛行機だけではなく、乗務員(パイロット、CA)も同一である場合がある。CAももちろん修行僧の存在は認識しているので、

急なお仕事で羽田にお戻りですか。
お帰りもご一緒させていただきます。
行きと同じ茶菓で申し訳ありません。
○○さま、お帰りなさいませ。

などの煽りのお言葉をいただく。これはかなり恥ずかしい。(CAは乗客への気配りに尽力されているので、顔も覚えやすいそうだ) そこで折り返し便をさけるのはもちろんであるが、やむを得ず、折り返し便を選択する場合でも各CAの担当範囲は往復でほぼ同じなので、座席を左右前後に変えるべきである。
短距離線では三角ルート(伊丹-福岡-鹿児島-伊丹など)で同一乗務員の場合もあるので、要注意である。

<乗り継ぎ時間>
乗り継ぎ時間は通常30分あれば、予約可能であるが、これはほとんど余裕が無いと考えたほうが良い。最近ではほぼ定時運行がなされているが、やはり天候で大きくダイヤが左右されるため、乗り継ぎ時間は1時間~1時間半は見ておきたい。ギリギリでの乗り継ぎはGH(グラウンドホステス:地上係員)に「連行」、「引き回し」と呼ばれるエスコートを受けて空港内をショートカットするため、恥ずかしいことこの上ない。

<島流しリスク>
月曜日にから仕事が始まる会社員の場合、日曜日の長距離の修行は避けたほうが良い。沖縄、北海道で天候不順のため、欠航になった場合、自宅まで帰る手段を失う場合がある。可能な限り土曜日に行い、台風シーズンの沖縄、冬の北海道は避けるのが無難である。

<キャンペーンを生かす>
ポイントの加算期間は毎年の1月~12月であるが、序盤にポイントばらまきのキャンペーンを行う場合が多い。この時期は料金の安いオフシーズンであるため、この期間をうまく生かしたい。

<ウエイトオーバリスク>
修行をすると行き先の名産を食べて、銘酒を飲む。更にヒマつぶしにビールを飲む。高級シートでは食事、菓子も用意されるので、修行中は確実に太る。名産の味わいは控えめに。

<おまけ:ベテランCA>
ベテランCAの方は左前が多く、右側、後部は新米CAが多いといわれている。ご参考まで。(笑)

修行は搭乗歴ゼロからはじめるとそこそこのステータスを得るまでに約50万円かかる。あくまでステータスで得られるメリットは飛行機を乗ってこそ得られるものである。年に数えるほどしか乗らないのであれば、修行する意味はまったく無いことを申し添えておきたい。




タグ:FOP JAL JGC ANA SFC 修行
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